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ノートパソコンの分解1

【PC-9821Nb7について】
 PC-9821 Nb7はNECのノートパソコンで、標準スペックは、CPU:Pentium(75),OS:Windows95,メモリ/HDD:7.6MB/540MB(メモリ上限39.6MB)です。2000年頃に、大阪の日本橋で30,000円で購入しました。購入時のスペックは、CPU:Pentium(75),OS:なし,メモリ/HDD:31.6MB/810MBでした。メーカーのHPでは次のようになっています。
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│98NOTE Lavie(ラビィ)│
│PC-9821 Nb7         │
└──────────┘

PC-9821 Nb7/C8  標準価格448,000円(税別)
・Pentium(TM)プロセッサ75MHz
・メモリ8MB・HD810MB
・10.4インチTFT(1,677万色表示 ※)
・4倍速CD-ROM標準内蔵

PC-9821 Nb7/5   標準価格398,000円(税別)
・Pentium(TM)プロセッサ75MHz
・メモリ8MB・HD540MB
・10.4インチTFT(1,677万色表示 ※)
・4倍速CD-ROMオプション

PC-9821 Nb7/D5  標準価格358,000円(税別)
・Pentium(TM)プロセッサ75MHz
・メモリ8MB・HD540MB
・10.4インチデュアルスキャンSTN(65,536色表示 ※)
・4倍速CD-ROMオプション

                             発表:1995年11月
 買ったのはNb7/5のようで、画面は640×400ドット、FDDとCDDが排他(専用ケーブルで外付けはできるようです)になっていて、オプションのCDDは付いていませんでした。



【使い勝手】

 一時、(欲しいな…。)などと思っていた機種だったので、日本橋の中古ショップで見かけたときは、『3万円は安い!』と衝動買いしてしまったんですねー。
 古い機種とはいえ、作りはがっしりしていて、キーボードもそれなりに深く、ポインティングデバイスとしての『98スライドパッド』の動作も文句無しです。もちろん、現在のノートと比べれば、画面サイズやCPUの非力さ、メモリーの少なさはどうしようもないのですが、ワープロ機等機能を限定して使えば、現在(2003年)でもそれなりに使えます。カードスロットルよりCDDを認識させて、OSはWindows95をインストール。NECのPC-98版Windows95は、DOS/V版のそれよりは動作が安定しています。

【分解しなければならなくなった理由】

 しばらく使っていると、液晶モニターにノイズが入り出しました。最初はメモリーの増設(購入時は24MBが付いてましたが、最大の32MBのものと交換していたので)のせいでの熱暴走ではないかと思い、メモリーを元の24MBのものと交換してみましたが、症状は改善されませんでした。(しばらく使っていると、症状が突然現れる!!)
(やっぱり、マザーボードかな?)ということで、オークションで、『ジャンク、抜け殻』という同機種をほとんど送料のみの代金で落札しました。
(これが無事使えれば、ラッキー!)とは思ったのですが、メモリーやHDDを『ジャンク、抜け殻』機に取り付けてみると、液晶の右隅が帯状に欠けるのでした。
(まあ良いか…。)しばらくはそのまま使っていましたが、
(前のヤツは液晶は正常だったよな…。)と思い出すと、『付け替えればいいじゃん!』という結論に至ったのでした。
※ このページを参考に分解をされる方はあくまで自己責任で行ってくださいね。

【分解行程】

1.まず、裏向けにする。(当たり前…?)
2.フタを開けると、右下にバッテリーパック、左下にHDDが見えてくるので、それを取り除く。
3.ネジを外す。このとき、適当なプラスのネジ回しが1本あれば良いが、それぞれの長さが異なっていたりするので、忘れないように注意する。(たとえば、下写真のように、紙上の対応する場所に各ネジをセロハンテープで貼り付けておく等)
 この際、FDDドライブやメモリーも外しておく。


4.ネジを全て外しても、本体部分は外れない。中で、プラスチックの止めが引っかかっているからである。(下写真の赤丸部分)
 その止めをマイナスのドライバー等適当なもので外せば(折らないように注意!)、本体部分が分解できる。メモリー部分のドライバー等が入らない部分の止めは、本体の外から指で押しながら外すようにすれば、うまく外すことができる。


 5.分解!ケーブル類が付いているので、ゆっくり後ろに倒していくように。

6.キーボードを外す。
ピンセットや小さい目のドライバー等で、それぞれの止めを解除し、ケーブルを引き抜く。無理矢理引っ張ったりしないように注意!

7.液晶のケーブルのコネクタ部分。(右下写真)少し奥まった所にあるので、ピンセットやドライバー等で慎重に外す。

8.分離完了!!