NON
今はもう
君の名前さえ思い出せない
二人が時間と空間を共有した日
確かに時は輝いていたはずなのに…
君が居なくなってしまった時
さよなら≠烽オないままだったから
自分に言い聞かせて
十分に納得できるまで
幾度となく空を見上げては
ため息をついていた
『この空を飛べたら…』
たあいもない呟きが一層心を落ち込ませることになる
そう気付くまでにはそれほど時間はかからなかった
『あなたはあなたの道を行くがいい』
そう言い切ってから
お互いに消息は知れないけれど
君はきっと
幸せで居るはずだ