銀色の?=iクエスチョンマーク)

自分が小学校低学年だった頃
まだ、銀色のクレヨンが珍しくって
それを持っていた友達がうらやましくって仕方なかった

そんなとき、確か道端で銀色のクレヨンを拾い
うれしくて、うれしくて
何かを書かずには居られなかった

そこでガラス戸の一枚の磨りガラスに
自分が覚えたばかりの?≠書いた

もう四十年ほど経つのに、まだそれが残っている

祖父の家が土佐山田町の中町にあった頃の話だが、
旭町に移った後も同じガラスが新しい家に使われていた
(そのころのガラスは同じような規格で、結構高いものだったのだろう)

僕は何年かぶりに、当時の友人に会ったような思いに駆られる
「やあ、元気だった?」